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和らぎ水を制する者は二日酔いを制す

日本酒を飲むと「二日酔いになりやすい」と思い込んで、
日本酒をシャットアウトしてしまう人、いませんか?

それ、間違いなので、もったいないです!

飲み方のコツを知れば、悪酔いすることなく、日本酒を楽しむことができます。
その鍵となるのが”和らぎ水”です。
和らぎ水とは、日本酒と一緒に飲む水のこと。
特別なものではなく、一般的なミネラルウォーターで十分です。
飲み方に特に決まりはありませんが、日本酒と同量、またはそれ以上飲むことが悪酔いを防ぐ要となります。
日本酒と温度が違いすぎると味わいを感じにくくなるので、
「冷酒には氷なしの冷水」「燗酒にはさ湯」といったように、”酒”と”和らぎ水”を同じ温度にするのがおすすめ。
一緒に水を飲むことで、胃腸におけるアルコールの吸収速度が緩やかになり、肝臓の負担を軽減できます。
また、アルコールの利尿作用によって脱水症状に陥りやすくなる体への水分補給にもなります。

良いことずくめの和らぎ水ですが、酒を飲みすぎれば元も子もありません。適量を守りましょう!
水で口の中がリフレッシュされるので、お酒の味わいも、1杯ごとにクリアに感じることができます。
日本酒を気持ちよ~く、おいしく飲む。これ、とても大事なことです。

 

飲む前も、飲んでからも、「たんぱく質」で胃と肝臓をガード

空腹時にいきなり酒を飲むと、胃腸からのアルコール吸収が早くなるため、二日酔いになるリスクが増します。
酒を飲む前に少し食べておくのがおすすめ。
また、飲んでいる最中に気をつけたいのがおつまみの選び方です。
悪酔いしにくいおつまみを紹介します。

事前に食べておくとよい食材の代表格はチーズ。
チーズのたんぱく質と脂質は、消化吸収されにくく、胃に長時間とどまるため、アルコールの吸収を緩やかにしてくれます。
また、たんぱく質は体内に入ると最終的に小腸でアミノ酸に分解・吸収され、肝臓へと運ばれる。
アミノ酸は肝臓の解毒作用、アルコール代謝を促進するなど、肝機能を向上させる効果があります。
豚肉や鶏肉などの動物性たんぱく質のほか、カロリーや脂質が気になる人は、枝豆や大豆をはじめとする植物性たんぱく質がおすすめ。
「ビタミンB1」をとりながら飲むアルコールが分解されるときに大量に消費されるのがビタミンB1。
ビタミンB1は糖質の代謝を助け、エネルギーを作り出すのに欠かせない栄養素。
アルコールの大量摂取によりビタミンB1が不足しがちになると、翌日の疲労感が増します。
飲んでいる最中はもちろん、飲んだ後も意識して摂取しましょう。
ビタミンB1を多く含む食品は豚肉、うなぎ、たらこなど。
さらにその吸収を高めるには、にんにくやたまねぎの香りや辛みの主成分であるアリシンを一緒にとると効果的といわれています。
1杯目を口にする前に食物繊維を積極的に食物繊維は消化されることなく、大腸まで届く食品成分。
チーズ同様、胃腸に長くとどまるため、アルコールの吸収を緩やかにしてくれます。
1杯目を口にする前に、スティック野菜や、おひたしを軽く食べておくのも効果的。