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7月に入り、本格的な夏の暑さが目前に迫ってきました。
気象庁の発表によると今年の夏の暑さは昨年より暑くて長いと予想されるそうです。

年々、暑くて過ごしづらくなっている日本の夏。
そんな夏の日は、やっぱり泡!が飲みたくなりますよね。

会社帰りに生ビールの立て看板を見つけてしまうと、
「ちょっと一杯だけ」と誘惑に勝てず。
(今はコロナ対策で家まで我慢の方も多いかもしれませんが…)

夏の暑い日は会社帰りに一杯、夕食の時に一杯とビール党でなくても
飲む回数が増えるという方も多いのではないでしょうか。

のどが渇くとなぜ「泡」が飲みたくなるの?

暑くてのどが渇くと、なぜ「泡」ものが飲みたくなるのでしょうか?
見た目の涼しさもありますが、京都大学の伏木亨教授によると
人間の感じる生理的な「おいしさ」に深く関係あるのだそうです。

生き物にはのどの奥の飲み込む直前くらいのところに
「上喉頭神経」と呼ばれる水を感じる神経があり、そこが水を見張っています。

この神経は、水には応答するのですが生理食塩水や唾液などには応答しません。
真水や真水に近いものに対してポーンと応答します。
のどが渇いているのに対して「水が来たよ」と教えてくれる 好ましい応答です。

ところが、興味深いことに、その応答は真水よりも炭酸水の方がより強く
ビールにはもっと強く応答するのです。
(マウスとウサギの実験結果による)

のどが渇いたときに炭酸水が欲しい、あるいはビールが欲しいというのは、
より「水を感じるもの」が欲しいという生理的要求によるものと考えられます。

逆に甘いものや、うんとしょっぱいものは食べてものどを通る気がしない。
それは、その神経が「水が来たよ」と言ってくれないから、おいしく感じないのです。

のどの渇きを癒すという意味では、発泡性の飲み物はものすごく意味を持つのです。

つまり私たちは生きていく上で必要だから
のどが渇くと「泡」のある飲み物を「おいしい」と感じるわけですね。

こんな研究結果を聞くと「生理的欲求だから仕方ない」とか「夏にビールは科学的根拠がある」と、
これを大義名分に思いっきり飲んでしまいそうですが、飲みすぎにはくれぐれも注意しましょう!

この夏おすすめのシュワシュワドリンク

ビールも良いですが、今日はワインと家にある材料で簡単に作れる
“シュワシュワカクテル”をご紹介します。

「スプリッツァー」というカクテルをご存知でしょうか。
オーストリア生まれの飲み物で、白ワインを炭酸で割ったものです。
名前の由来は「はじける」の意味だそうで、これだけでもおいしそうな響きですね。

カクテルといっても作り方はとても簡単。
オーストリアではよく飲まれている気軽な飲み物です。
アルコール度数も低いので暑い夏にゴクゴク飲むのにぴったり。

亡くなった英国のダイアナ元妃もお好きだったそうで、ダイアナブームの際には広く知られ
80年代のアメリカではヘルシーカクテルとして人気を博しました。

レシピは1対1の割合で白ワインをグラスに注ぎ、炭酸水を加えるだけ。
出来ればグラスと白ワイン、炭酸水は良く冷やして、氷は入れない方が味を薄めることなく楽しめます。
お好みでレモンやライムの薄切りを絞ったり、ミントの葉を沈めれば完成です!

甘口がお好きな方は炭酸水をサイダーやジンジャエールに変えてもOK。
もっとビターの仕上げたい方はビールに変えてみても!

スプリッツァーに使うワインは辛口の主張しすぎない爽やかなタイプがおすすめですが、
とりあえず家にあるものから気軽に試してみてください。

また白ワインを赤ワインに変えると「スプリッツァー・ルージュ」というカクテルになります。
作り方は同じです。赤ワインにはコーラで割るのもおすすめです。

体調やお好みに合わせて、いろいろバリエーションを広げて作ることができる「スプリッツァー」。
是非あなただけのオリジナルカクテルを発見してみてくださいね!