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ペアリングとは「お酒と料理の組み合わせ」のことをいいます。
聞いたことはあるけど、試してみるには難しいそう…と思われる方も多いかもしれません。

今回は蔵元がオススメする、「お酒と料理の組み合わせ」ペアリングをご紹介します♪

牟禮鶴酒造

『牟禮鶴酒造』さんおすすめのペアリングをご紹介です!
すっきりタイプの麦焼酎、濃いタイプの麦焼酎と何を食べようか…と、
考えている方にはこちらがおすすめ。

【牟禮鶴 壱越 緑ラベル】
(むれづる いちこつ)

緑ラベルはすっきりタイプ。
味付けは塩、素材としても淡泊なものや、素材の旨みをシンプル出しているものが合うそうです!
具体的には…
刺身、焼き魚、塩焼き鳥のもも、ささみ、砂ぎも。
酢の物、カルパッチョ、網焼きの野菜、魚介類。
モッツアレラ、クリームチーズなど癖の少ないチーズ。など

【牟禮鶴 黄鐘 黄色ラベル】
(むれづる おうしき)

黄色ラベルは濃厚タイプ。
濃いめの麦焼酎には、タレ味や煮込み、味付けが濃厚なものや主張する素材などが合うそうです!
具体的には…
たれの焼き鳥、ねぎま、皮、レバー。
ビーフシチュー、すき焼き、中華料理。
濃厚なチーズ、チョコレート、ナッツ。など

天草酒造

熊本は天草市下島にある焼酎蔵『天草酒造』さんより、
美味しそうなお写真も送って頂きました!

酒類豊富な魚介類が採れる島では、宴会の始まりも刺身から始まるそうです。

【池の露】
(いけのつゆ)

九州のお醤油といえば関西や関東のものに比べ甘いものが多いですが、
そんな甘い醤油は少しボリューム感があるので焼酎も合わせやすいです!
蔵元さん曰く「『池の露』を少し薄め6対4ぐらいの水割りを合わせて飲む事が多いです」
とのことでした。

刺身には日本酒、という固定観念がありますが、
焼酎好きの方で「今日はお刺身がいいな~」なんていう夜は、
九州の甘いお醤油とともに召し上がってみてはいかがでしょうか!

【おまけ】
ちなみに、九州のお醤油が甘いのはなぜか。。。気になって調べてみると
1.長崎が貿易の入り口だったこと
2.九州ではサトウキビが作りやすいこと
のふたつが大きな理由として挙げられることが判りました。なるほど!

藤本本店

山奥深い、諸塚村という自然に囲まれた場所にある『藤本本店』さんのおすすめペアリング!
酒類豊富な魚介類が採れる島では、宴会の始まりも刺身から始まるそうです。

【藤の露】
(ふじのつゆ)

まず、麦焼酎は大きく分類分けすると、

1.香ばしいタイプ
2.スッキリしたタイプ
3.1と3の間のバランスタイプ

がありますが、藤の露は3のタイプで、麦汁のような少しコクのある香りが特徴です。
ロックで飲むのはもちろん、前割りのお燗にするとしっとり落ち着いた表情になります。

そんな『藤の露』にぴったりなのが、「うざく」
うざくとは・・・うなぎの短冊切りとキュウリの千切りを三杯酢で和えたもの。

「西日本特有の蒸さない、焼きだけのうなぎの蒲焼きを使用。
うなぎのコリコリとした食感ときゅうりのシャキシャキが、
さわやかな三杯酢を少し甘めに味付けされた物で、
食欲の落ちる暑い夏にぴったり!!『藤の露』のロックで流し込めば、
一日の疲れが吹き飛ぶが如しです。」と、蔵元さん。

墨廼江酒造

続いて、宮城県石巻市の『墨廼江酒造』は魚介類の水揚げもバランスの取れたタイプがお好きな方や、
綺麗で落ち着いた風合いのお酒がお好きな方に人気の蔵元さんです。

【墨廼江 特別純米酒】
(すみのえ)

ホヤの酢漬けのペアリングがおすすめ!
口に含むと磯の香りが爆発するこの食材は、好き嫌いがはっきり分かれますが、
ミネラル豊富でビタミンB12も含まれ栄養満点!

そして、生ウニもおすすめとのこと。
濃厚な味わいのウニや磯の味わいがある食材には落ち着いた墨廼江がばっちり。
地の食材には地の酒というのは鉄板かつ定番ではございますが、ぜひぜひこれからお食事と一緒にお酒を飲まれる際は、産地も見てみてください!

山の壽酒造

お次は、福岡県久留米市にある『山の壽酒造』さんより!

【山の壽 純米酒 山田錦 黒ラベル】
(やまのことぶき)

久留米のご当地焼鳥「”ダルム(豚の白もつ)”」がおすすめ!
久留米市はとんこつラーメン発祥の地らしく、さらに久留米市焼鳥は「全国7大ご当地焼き鳥」
のひとつにも数えられているのだそうです。さすがグルメの土地福岡!
タレの濃い味わいにはジューシーな果実味と酸味のある「山の壽」、
ご自宅なら照り焼きと一緒に合わせて飲みたいですね!

伊勢五本店スタッフおすすめ!

ここからは伊勢五本店スタッフがおすすめするペアリングのご紹介です♪

【球】
(きゅう)

黒木本店の芋焼酎『球』は乳脂肪(バター、クリーム)との相性が抜群です!
よく焼酎は「肉と相性がいい」と言います。
焼酎のキレが肉の脂を流すので、お酒もお肉もどんどん進みます。
このように、焼酎を「食材の余韻を切る役目」として使うのもひとつの手ですが、
お互いを引き立てるという役目としても焼酎は使うことができます。

そんな「お互いを引き立てる」という点で、
黒木本店の『球』と「乳脂肪を含む料理」との相性のよさは格別です。

おすすめは「肉みそミートパイ」と「たっぷり玉ねぎが入ったキッシュ」
ふたつの料理ともパイ生地が使われていますが、このバターの芳醇な風味に『球』がすっと寄り添って、
そのうえで材料の風味をより引き立たせてくれました。

今回ご紹介したお酒はこちら

  • 牟禮鶴 壱越(むれづる いちこつ)

    蔵元:牟禮鶴酒造/大分県

    【アルコール度数】25度
    【蒸留方法】減圧
    【麹菌】白
    【原料】大麦、大麦麹

    減圧蒸留にてさわやかな香りを引き出し、丁寧な麹造りによって柔らかなうまみを求めました。
    日本の原風景を感じることのできる豊かな自然環境のなかで、心をこめて醸した焼酎です。

  • 牟禮鶴 黄鐘(むれづる おうしき)

    蔵元:牟禮鶴酒造/大分県

    【アルコール度数】25度
    【蒸留方法】常圧
    【麹菌】白
    【原料】大麦、大麦麹

    常圧蒸留にて麦の香ばしさを引き出し、丁寧な麹造りによって柔らかなうまみを求めました。
    日本の原風景を感じることのできる豊かな自然環境のなかで、心をこめて醸した焼酎です

  • 藤の露

    蔵元:藤本本店/宮崎県

    【アルコール度数】25度
    【蒸留方法】常圧
    【麹菌】白
    【原料】大麦、米麹

    常圧、麦のレギュラー酒です。コク・香り共に、ドライでキレのある焼酎。お湯割・水割りがおすすめです。

  • 墨廼江 特別純米酒

    蔵元:墨廼江酒造/宮城県

    【アルコール度数】15.5度
    【使用米】五百万石
    【精米歩合】60%

    料理の味を邪魔しない名脇役です。
    米の旨みを十分残しながら且つ飲み飽きしない味わい。
    食中酒として冷やでも燗でもお奨めできます。
    宮城県・塩釜港の近くにある小さな蔵元です。

  • 山の壽 純米酒 山田錦 黒ラベル

    蔵元:山の壽酒造/福岡県

    【アルコール度数】16度
    【使用米】山田錦

    山の壽らしくほのかに柑橘系も香りを感じ、スッキリとバランス良く仕上がっています。
    冷や、常温、燗、幅広く楽しめる1本です。

  • 球(きゅう)

    蔵元:黒木本店/宮崎県

    【アルコール度数】14度
    【蒸留方法】常圧
    【麹菌】白/黒
    【原料】甘藷、米麹

    芋由来の柑橘類の皮のニュアンスに白桃やライチの風味が優しく香り穏やかな香ばしさが香りにアクセントを与えています。
    程よいボリューム感で滑らかで甘やかな口当たりマンダリンオレンジの風味や米の甘みを思わせる風味が心地よく余韻に残ります。